マンモグラフィ検査は板状のもので乳房を挟んで圧迫し、薄くして撮影をしますが、その際に痛みを感じる方がいらっしゃいます。そのため、よくマンモグラフィ=痛みの伴う検査というご認識もあるかもしれません。実際に、2017年に一般女性約1500名を対象に行われたアンケートでは、マンモグラフィ検査を受けない理由として、「撮影中に痛かった(痛いらしい)」、という回答が上位になっており、乳がん検診から足が遠のく原因の一つになっています。そこで、当院ではマンモグラフィ撮影時の患者様の痛みを和らげることを目的としてマンモグラフィ自動減圧制御システム「なごむね」を導入しております。「なごむね」は患者の痛みを軽減する目的で、通常の乳房圧迫完了後に、ヒステリシス現象を利用して乳房の厚みが変化しない範囲(±3mm)で圧迫圧を減圧する機能です。
また、当院ではデジタル乳房トモシンセシスという3Dマンモグラフィーを導入しております。トモシンセシスは、乳房を1mm間隔で撮影することにより、通常の撮影(2D)では判別しにくい乳腺の重なりに隠れたしこりを見つける能力が高い検査です。細かく撮影をいたしますが、被爆という体に対する負担は通常の撮影法と比べて大きな差はございません。先ほどお話しした高濃度乳房をお持ちの方に特に効果的であるだけでなく、乳がんの家族歴をお持ちの患者様の検診にもより適していることが様々な研究で報告されています。