乳がんとは
乳がんとは

乳がんとは、乳房にできる悪性腫瘍(がん)の総称で、日本人女性が罹患するがんの第1位、死亡原因の第4位と、非常に頻度の高いがんです。
乳がんの症状として最も多いものは、乳房のしこりです。そのほかに見た目でわかるサインとしては、乳房のくぼみ、ただれ、赤み・ほてり、乳頭からの分泌物、左右の乳房のサイズや硬さの変化などがあります。日本人女性の場合、40歳代後半から60歳代前半までに乳がん発症のピークがありますが、20歳代や30歳代での罹患や、逆に70歳代や80歳代で罹患することもめずらしくありません。とくに肥満の人、初潮が早く閉経が遅い、初めての妊娠・出産が遅い、出産回数や授乳経験が少ない、乳がんの家族歴がある、良性の乳腺疾患になったことがある、このような方がかかりやすい傾向にあります。
乳がんが判明した場合、がんを摘出する手術が必要になります。手術の方法を「術式」といいますが、がんを正常な乳腺で包んで部分的に切除する乳房温存術(乳房を残す手術)や乳房全体ごとがんを切除する乳房全摘術、乳房全摘術の後に乳房を再び作り直す乳房全摘術+乳房再建術の3つの方法があります。
3cm以下のがんであれば多くの場合、乳房温存手術が可能です。乳がんが広範囲に広がっている場合は乳房を残すことはできませんが、乳房を全摘出することに抵抗感が強い場合は乳房を新たに作る乳房再建術を組み合わせることもあります。がんの大きさ、性質、患者様の体質によって、選択できる術式が限られる場合もありますが、なるべくご希望の手術を受けられるように、それぞれの患者様にとって最適な基幹病院をご紹介させていただきます。
多くの乳がんは、手術で患部を切除するだけでは不十分で、手術の前後に色々なお薬の治療を行います。女性ホルモンの刺激を受けて大きくなるタイプの乳がんの方は、ホルモン療法といって、女性ホルモンをブロックするお薬を服用することでがんの増殖を抑えます。たちの良くないタイプや、しこりが大きかった場合は化学療法(抗がん剤)を行う場合もあります。また、分子標的薬という、がん細胞を狙い撃ちするような最新のお薬を使用することもあります。これらのお薬は、術後の再発予防や、腫瘍が大きい場合は手術前にしこりを小さくするといった目的で行います。放射線療法も術後にがんの再発防止を目的として行われることがあります。
乳がんは様々なお薬や治療方法が開発されており、近年では少し進行してから発見しても根治できる可能性が高くなってきています。しかし、そのためには最新の治療薬を使用する必要がありますが、それらのお薬は非常に高額であることが多く、しばしば家計を圧迫してしまいます。
そのため、早期に発見し、治療費が高額にならない早期のうちに治療をしてしまうことが重要となっています。
乳がんはセルフチェックで発見できるがんの1つですので、ぜひ入浴や着替えの際に自分の乳房を見たり触ったりして確認してください。また、セルフチェックに加え、定期的な乳がん検診を受けて早期発見につなげましょう。
当院では、無症状段階でも乳がん検診を受けていただくことが可能です。乳がんは自覚症状がなくても定期的な検査が必要です。日本女性の乳がんになる割合は9人に1人とされており、死亡者数は年々増加しております。乳がん自体は早期発見・早期治療を適切に行うことによって、比較的治すことのできるがんでもあります。
乳がんは40歳代後半〜60歳代前半で発症することが最も多く、またこの頃のご年齢の方は社会的にも家庭的にも大きな役割を果たしている時期でもあります。そのため、早期に発見し治療を適切に行っていくことは非常に大切です。定期的にマンモグラフィや超音波検査(乳腺エコー検査)を受けていくようにしましょう。
問診、視診、触診マンモグラフィ検査・超音波検査を行います。
視診では乳頭や皮膚に変化がないか、触診では乳房にしこりがないかを調べていきます。
マンモグラフィとは、乳房専用のX線検査のことです。乳がんを始め、乳房にできる病気を見つけることができます。触診しても分かりにくい1cm以下の小さなしこりや乳がんの初期症状の一つである石灰化を映し出すことができます。
女性の放射線技師にて検査を進めてまいりますので、安心して受診ください。
乳房に超音波を当てて検査を行い、乳腺内の腫瘍や、乳管内病変の有無などを確認していきます。腫瘍がある場合は、腫瘍の大きさや腫瘍内の血流などを確認します。放射線を用いないため、安心して受診いただくことが可能です。
若年の方、授乳中の方、手術後の方などはマンモグラフィだけではなく、超音波検査も受けていただくことをお勧めいたします。マンモグラフィで質の良い撮影で診断を行ったとしても、約10〜15%の乳がんが見落とされてしまうケースもあるためです。
現在当院は、高槻市の乳がんマンモグラフィ検診指定医療機関の申請中です。受け入れが開始次第、当ホームページでお知らせいたします。なお、高槻市の乳がんエコー検診や自費による乳がん検診は可能ですので、適宜受け付けております。
| 年齢 | 検査内容 |
|---|---|
| 30歳〜39歳の方 | 超音波検査 |
| 40歳以上の方 | マンモグラフィ検査 |
以下のような自覚症状がある場合は、保険診療で乳がんの検査を受けられます。
自覚症状が無いが早期発見のために乳がん検診を受けたい、という方は自費診療となり、費用の全額は自己負担になります。しかし、検査で異常が発見された場合、それ以降の精密検査には保険が適応されます。
問診
現在の症状についてお伺いさせていただきます。現在治療されているご病気についてもお教えください。
検査着に更衣
上半身のみ検査着に着替えていただきます。お着物やワンピースでのご来院はお控えください。
視触診検査
胸にしこりがないか、ひきつれなどの皮膚の変化はないか、腋窩のリンパ節は腫れていないかなどチェックいたします。
マンモグラフィ検査
小さなしこりや石灰化などの発見に有効です。乳房を器械ではさみ、薄く広げてレントゲンで撮影します。
※妊娠中や授乳中、豊胸術後の方は通常はマンモグラフィ検査はいたしません。超音波で検査いたします。
検査結果のご説明
画像検査の結果は、当日ご説明いたします。異常があった場合は、細胞や組織を採って確定診断をいたします。
細胞診検査
がんを疑う異常が見つかった場合、細胞診検査を行います。乳房内の腫瘍性病変に対しエコーの画像を見ながら細い針を刺入し、陰圧をかけて細胞を吸引採取する検査です。採取した細胞を顕微鏡で確認して良性・悪性を判断します。
組織診
細胞診よりも太い針を使って疑わしい部分の検体を採取する検査です。太い針を用いて検査します。細胞診よりもより検体の量が多いため、良性・悪性だけではなく、病変の性質などにより具体的な診断が可能となります。
CT・MRI検査
精密検査の結果、悪性であった場合は信頼できる病院を紹介させていただき、CTやMRIで画像診断を行います。
高槻市在住の方は無料で受診できます。
| 検査内容 | 料金 |
|---|---|
| 超音波検査(30歳〜39歳の方) | 無料 |
| マンモグラフィ検査(40歳以上の方) | 無料 |
しこりや痛みがあるなどの自覚症状のある方は保険診療となります。
| 検査内容 | 料金 |
|---|---|
| 超音波検査 | 準備中 |
| マンモグラフィ検査 | 準備中 |
| 超音波検査+マンモグラフィ検査 | 準備中 |
※上記は全て税込です。
自覚症状が無いが早期発見のために乳がん検診を受けたい方は自費診療となります。
| 検査内容 | 料金 |
|---|---|
| 超音波検査 | 準備中 |
| マンモグラフィ検査 | 準備中 |
| 超音波検査+マンモグラフィ検査 | 準備中 |
※上記は全て税込です。
当院では、職場や市区町村などの乳がん検診で要精密検査や再検査になった方の精密検査を行っております。不安に思われている方はぜひご相談ください。
精密検査は保険診療の適応となります。
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