乳腺専門クリニックとは
乳腺専門クリニックとは

乳腺外科は、乳がんをはじめとする乳腺の様々な病気の診断と治療を行う診療科です。乳がんは女性のがんの中で最も多く、現時点でも日本人女性の9人に1人が一生の間に乳がんに罹患すると言われているだけでなく、年々さらに増加傾向にあります。乳がんは早期に発見して適切な治療を行えば根治を目指せる可能性が高い病気ですが、昨今は医療費が高騰しており、がんが少し大きくなってしまってから治療を始めた場合には治療費が高額になることもあります(治療費による金銭的な負担を経済毒性といいます)。そのため定期的な検診の継続と、日頃のセルフチェック、そして気になる症状が現れたときは、すぐに乳房を専門とする乳腺科を受診し、早期発見・早期治療を行うことが、経済毒性を最小限にしてがんを根治するために非常に重要です。
乳房には乳がん以外にも乳腺炎、乳腺症、乳腺嚢胞、乳管内乳頭腫、乳腺線維腺腫、葉状腺腫といった様々な病気があります。「乳房や脇のしこり」、「乳房の張りや痛み」、「乳頭からの分泌物(妊娠・授乳期以外)」などの自覚症状がある方、乳がん検診や人間ドックなどで要精検、要経過観察と診断された方、そのほか乳房で気になることがある方は、お気軽にご相談ください。

日常的に起こりやすい症状でも、詳細な検査を行うことで重大な病気の早期発見につながることもよくあります。心配な症状やお困りのことがあれば、一人で悩まず何でもお気軽にご相談ください。
問診
現在の症状についてお伺いさせていただきます。現在治療されているご病気についてもお教えください。
検査着に更衣
上半身のみ検査着に着替えていただきます。お着物やワンピースでのご来院はお控えください。
視触診検査
胸にしこりがないか、ひきつれなどの皮膚の変化はないか、腋窩のリンパ節は腫れていないかなどチェックいたします。
マンモグラフィ検査
小さなしこりや石灰化などの発見に有効です。乳房を器械ではさみ、薄く広げてレントゲンで撮影します。
※妊娠中や授乳中、豊胸術後の方は通常はマンモグラフィ検査はいたしません。超音波で検査いたします。
検査結果のご説明
画像検査の結果は、当日ご説明いたします。異常があった場合は、細胞や組織を採って確定診断をいたします。
細胞診や組織診が必要ない方の場合、来院から帰宅までの所要時間はおよそ1時間程度です。細胞診や組織診が必要になった方は、さらにプラス30〜60分程度が必要になります。
細胞診検査(当日実施可能)
がんを疑う異常が見つかった場合、細胞診検査を行います。乳房内の腫瘍性病変に対しエコーの画像を見ながら細い針を刺入し、陰圧をかけて細胞を吸引採取する検査です。採取した細胞を顕微鏡で確認して良性・悪性を判断します。細胞診検査は結果が出るまでに10日程度のお時間を頂戴しますので、結果の御説明は後日となります。
組織診(状況次第で当日実施可能)
細胞診よりも太い針を使って疑わしい部分の検体を採取する検査です。太い針を用いて検査します。細胞診よりもより検体の量が多いため、良性・悪性だけではなく、病変の性質などにより具体的な診断が可能となります。針が太いので翌日に創の消毒にお越しいただく必要がございます。翌日も受診可能の場合は、初診当日に実施可能です。組織診検査は結果が出るまでに10日程度のお時間を頂戴しますので、結果の御説明は後日となります。
※原則当日対応ですが、診療状況や予約時間によっては後日の実施となる場合があります。

CT・MRI検査
組織検査の結果、良性・悪性のボーダーラインであった場合は、当院と連携している信頼できる病院を紹介させていただき、MRIで画像診断を行います。
| 検査内容 | 料金 |
|---|---|
| 診察(視触診+超音波検査+マンモグラフィ検査) | 約4000円 |
| 細胞診 | 診察料に加えて+約2000円 |
| 組織診 | 診察料に加えて+約5000円 |
※診療上、3Dマンモグラフィ(トモシンセシス)が必要と判断された場合は追加料金が発生します。
※組織診の際に、マンモトームという特別な針を使用する必要があると判断された場合は、後日の検査となります。また、その場合は料金も上記とは異なります。

ブレスト・アウェアネスは、乳房を意識する生活習慣です。具体的には、日頃の生活の中で次の4つを行いましょう。
日頃から「自分の乳房の状態を知る」ことがまずブレスト・アウェアネスの第一歩です。入浴やシャワーの時、着替えの時、ちょっとした機会に自分の乳房を見て、触って、感じてみましょう。
普段の自分の乳房の状態を知ることで、初めて変化に気が付けます。積極的にしこりを探すという意識は必要ありません。「いつもと変わりがないかな」という気持ちで取り組みましょう。その際、以下のポイントに気をつけましょう。
しこりや引き攣れなどの変化に気付いたら、次の検診を待つことなく病院や乳腺クリニックなどの医療機関を受診しましょう。大丈夫だろうと安易に自己判断することなく専門家の診察を受けましょう。
乳がんの中には、自分で気づくことが難しいものもあります。そのような乳がんも早期に見つけるために、特に乳がんのリスクが上昇し始める40歳以上の女性は定期的に検診を受けましょう。
また、「異常あり」という結果を受け取った場合には必ず精密検査を受けるようにしましょう。

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